みぞおちにあざができた時とは?
ここでは、「みぞおちにあざができた時」
についてお話します。
みぞおちと言えば人間の急所としても
有名な場所で、ボクシングではわざと
みぞおちを狙って打ったりすることもあります。
しかし、普通の日常生活を
送っている人であれば、
みぞおちにあざが出来るような
打ち身はあまりないですよね。
たとえあざになるぐらい
打っていたとしても急所と
言われるぐらいの場所ですので、
かなりの痛みが出るため
忘れることは無いでしょう。
では、身に覚えのないあざが
みぞおちに出来ていたらどうですか?
心配になりますよね。
そこで今回は、身に覚えのないあざが
みぞおちに出来ている時に考えられる
原因について紹介します。
みぞおちにあざが出来る原因は?
みぞおちだけに限らず、身体にあざが
出来る原因にはいくつかあります。
まず、内出血や皮下出血によるあざですね。
こちらがごく一般的なあざの
原因とも言えるでしょう。
身体を強くぶつけたりした時に
できるあざのことです。
その他にも蒙古斑と呼ばれる
先天的に出来るあざや、
病気によるあざがあります。
ほとんどの赤ちゃんのお尻には
蒙古斑と呼ばれる青あざがありますよね。
お尻以外にできていれば、
「異所性蒙古斑」
と呼ばれる、青あざになります。
蒙古斑や異所性蒙古斑には
有害性はないため、
特に治療は必要ないのですが、
病気が原因となってできている
あざであれば治療が必要ですよね。
みぞおちにあざができる病気って何?
みぞおちだけに限らず、
自分が知らないうちに
身体にあざが出来る病気には、
血小板減少性紫斑病や白血病、
癜風(でんぷう)などが考えられます。
血小板減少性紫斑病は、
原因がはっきりとはわかっていないこともあり、
難病にも指定されている病気でもあります。
なぜか自分の免疫機能が血小板を
攻撃してしまうことで、
血小板の数が減少してしまう病気です。
血小板は血液を凝固させる
役割がありますので、
この血小板が減少してしまう事で
血液を凝固させる力が低下してしまいます。
その結果として、ほんの少し
当たっただけでも内出血を起こしてしまい、
身体中にあざができやすく
なったりするのです。
白血病についてはご存知の人も
多いかもしれませんが、
簡単に言えば
「血液の癌」
と言えるでしょう。
白血球が異常に増え続けてしまう病気で、
貧血症状や発熱、出血などの
症状が出始めます。
その後、自分でも気が付かないうちに
身体中に内出血を起こして
あざが出来るのです。
白血病についても
血小板減少性紫斑病と同様に、
はっきりとした原因は
わかっていないのが現状です。
このように、自分ではぶつけた
記憶が無いのにあざがたびたび
出来ているのを感じる場合には、
何かの病気が潜んでいる
可能性が高いと言えます。
ましてやみぞおち付近には、
実に多くの内臓が集まっている
場所でもあります。
みぞおちをぶつけた記憶が無いのに
あざが出来ている場合には、
迷わず病院で診察を受けるようにしましょう。
どんな病気でも早期発見、
早期治療が大切ですからね。