みぞおちが痛い!真ん中で鈍痛の時とは?
ここでは、「みぞおちが痛い!真ん中で鈍痛の時」
についてお話します。
ふと、みぞおちの真ん中付近に
鈍痛を感じることはありませんか?
日常的になんとなく胃がもたれたり、
みぞおちが痛い…
という症状を訴える人はたくさんいます。
「何か変な病気ではないか?」
と不安に感じてしまいますよね。
みぞおちがチクチク痛む場合の
原因については
で解説していますが、みぞおちに
ズーンと重い鈍痛があるような場合には
どんな病気の可能性があるのでしょうか?
気になる症状について解説したいと思います。
検査をしても原因が見つからない?
「みぞおちが慢性的に痛い…」
という場合には胃から痛み
が生じている可能性が高いです。
しかし、実際には内視鏡検査などで
調べても原因が見つからないことが
よくあります。
その場合、従来は「神経性胃炎」とか
「慢性胃炎」などと言われて
原因不明とされてきましたが、
近年ではそのように胃の機能が
低下して起こる障害は
「機能性ディスペプシア」
と診断されています。
機能性ディスペプシアは
誰にでも起こる可能性があり、
生活習慣やストレスなどと
深い関係のある病気です。
機能性ディスペプシアとは
あまり聞きなれない病名ですが
「機能性ディスペプシア」とは、
胃の機能が低下して様々な
症状が引き起こされることをいいます。
主な症状は、胃のもたれ感、
食べてすぐにお腹いっぱいになる
早期飽満感、みぞおちの痛み、
みぞおちの灼熱感などがあります。
特に胃もたれと飽満感については、
機能性ディスペプシア患者の
半分に見られる症状です。
しかし4つ全ての症状が現れる場合や、
2つ以上の組み合わせで同時に
起こることも少なくありません。
これらの症状のうちひとつでも当てはまり、
3ヶ月以上続いている場合などや、
胃潰瘍や他の病気に当てはまらないのに
症状が出ている場合などは
機能性ディスペプシアと診断されます。
慢性化させないために
機能性ディスペプシアになる
要因としてもっとも関係があるのは
ストレスです。
人は外部からストレスを感じると、
脳からストレスホルモンの
分泌を促す指令をだします。
すると、それらのホルモンには
胃の働きを抑制する作用がありますので
機能性ディスペプシアの
症状が引き起こされるのです。
胃もたれやみぞおちの痛み
といった症状を慢性化
させないためには食事、運動、睡眠、
といった生活習慣のバランスが
重要になります。
食事に関しては、腹八分目で
消化の良い物をよく噛んで
食べるように心掛けましょう。
また、運動不足は胃の
機能低下を促進してしまいます。
適度な運動はストレス解消にも
効果的ですから、日常生活に
ウォーキングなどの
有酸素運動を取り入れてみましょう。
そして睡眠不足は
自律神経のバランスを崩し、
機能性ディスペプシアの
症状を悪化させます。
早寝早起きを習慣づけて、
昼間はたっぷり太陽の光を
浴びるようにしましょう。
機能性ディスペプシアは、
基本的に症状に気付いたときには
慢性化していることが多いので
早期発見が望ましいです。
少しでもいつもと違う違和感を感じたら、
すぐに消化器科や内科などを
受診する必要があります。
また、それと同時に生活習慣を見直して
根本的な病気の完治を目指しましょう。