みぞおちが痛い下痢の時とは?
ここでは、「みぞおちが痛い下痢の時」
についてお話します。
みぞおち部分に痛みが出始めたと思ったら、
同時に下痢もやってきたとなれば、
かなり身体はキツイ状態ですよね。
ではなぜみぞおち部分の痛みと下痢が同時に
引き起こされてしまうのでしょう?
また、そのまま様子見状態で良いのか、
それともすぐさま病院に駆け込んだ方が
良いのか悩んだりもしますよね。
今回はみぞおちの痛みと下痢の関係や、
その原因と対処法などを紹介します。
みぞおちの痛みの原因は?
みぞおち付近に痛みが出た場合、
その痛みが胃腸から来るものなのか、
それとも他の内臓からきているのかを
把握する事が大切です。
目安としては、空腹時と食後でその痛みに
変化があるかどうかを確認してみましょう。
食事の前後で痛みに変化があるようなら、
胃腸などの消化器系に原因が
ある可能性が高いと考えられます。
逆に食事の前後で痛みに変化がないようなら、
肝臓や膵臓、心臓、そして肺などに
原因がある痛みだと考えられるのです。
下痢が起こる仕組み
下痢が起こる原因には
様々な原因が考えられます。
ウイルスや細菌感染によって引き起こされる
胃腸炎や、暴飲暴食などによる消化不良、
お腹が冷えたことで起こる腸の異常収縮、
食物アレルギー、ストレスが原因の
過敏性腸症候群などがあります。
下痢だけで考えてみると下痢のみなら
緊急を要することはあまりありませんが、
下痢をするとお腹が痛くなるのは当たり前で、
そのお腹の痛みとしてみぞおち付近に
痛みを感じることもあります。
ウイルスや細菌感染によって
引き起こされる感染性の胃腸炎になると、
胃と腸の両方ともに炎症が起きます。
胃と腸の両方ともに炎症が起きることで、
その痛みはお腹全体に感じることもあり、
みぞおち部分に痛みが出ることも多いのです。
その他にも冷たい物を食べ過ぎたり、
辛い物や脂肪分の多い物の食べ過ぎ、
そしてお酒の飲み過ぎなどによっても
腸が刺激を受けて下痢を
引き起こすこともあります。
暴飲暴食で消化不良によって
下痢を起こすことも多々あります。
みぞおちに痛みがあって下痢もある場合の対処法
急性胃炎などが原因の場合には、
まずは胃を休ませてあげることが大切です。
目安的には半日から1日ぐらいは
消化の良い物を口にするように
心がけると良いでしょう。
みぞおちの痛みが胃痛によるものであれば
胃薬を飲む人もいるようですが、
症状が軽い場合には胃薬に頼らずに
様子見をしても良いですね。
血便が出たりするなど胃潰瘍の症状が
出ている場合には、すぐにでも病院に
行って診てもらうことをおすすめします。
急性胃炎の場合にも、
消化の良い物を摂取するように心がけて下さい。
胃腸に負担をかけなければ、
2〜3日で痛みが治まり
始めることがほとんどです。
中でも気を付けなければならないのが、
ウイルスや細菌感染が原因で
引き起こされる下痢の場合です。
この場合は菌を体外へ
排出しようとしているため、
お薬を使ってむやみに下痢を
止めないように注意が必要です。
一刻も早くウイルスや細菌を
体外へ排出するためにも、
下痢止めなどは
飲まないように気を付けましょう。
なお、下痢がひどすぎる場合には
脱水症状も視野に入れる必要があります。
適度に水分補給を行う必要がありますが、
冷たい飲み物は逆に胃腸を刺激してしまうため、
常温もしくは温かい飲み物を
摂取するようにしましょう。
水分補給におすすめなのは、
スポーツドリンクや経口補水液、
お味噌汁や白湯などがおすすめですよ。
このように、みぞおちの痛みと並行して
下痢が起こる場合には、
お腹の痛みの一環としてみぞおち付近に
痛みが出ることがほとんどです。
みぞおち付近の痛みに加えて
強い下痢症状が出た場合、
その多くは急性胃腸炎の可能性が高いのですが、
もちろんそれだけとは限りませんよね。
下痢の状態を見ながら
「いつもの下痢とちょっと違うかも?」
と感じた時や、
「下痢は少ないけど腹痛がひどすぎる!」
と感じた場合には、なるべく早めに
病院へ行くようにしましょう。