みぞおちのしこりは何科に行くの?

スポンサーリンク

ここでは、「みぞおちのしこりは何科に行くのか」
についてお話します。

 

「あれっ、みぞおちにしこりができてる…?」

 

こんな症状に気が付いたとき、
いったい何科を受診すればよいのでしょうか?

 

そもそもなぜしこりが出来るのか
原因がわからないと、
どうしたらいいのかもわかりませんよね。

 

そんなみぞおちのしこりについて
不安を抱えている方のために、

 

みぞおちのしこりの原因と
受診すべき病院についてまとめてみました。

 

剣状突起の場合

 

みぞおちにしこりが出来る原因は、
大抵の場合は「剣状突起」
という心配の無い症状です。

 

「剣状突起」は胸骨体の下側に
ある薄い突起物で、
軟骨で出来ています。

 

したがって、ちょうどみぞおち辺りで
触れるのでしこりと
勘違いする人が多いのです。

 

また、みぞおちの奥には
腹腔神経叢という神経が
集まっている箇所があります。

 

ですのでしこりを押したら痛い場合は、
「剣状突起」が神経に
触れている可能性もあります。

 

いずれにせよ、病気ではなく
誰にでもあるものですから
心配はいりません。

 

基本的には病院に行く必要のない
症状ですが、あまり気になる

 

ようでしたら内科を
受診すると良いでしょう。

 

また、痛みが続くようでしたら
他の病気を疑ってみる必要もあります。

 

心配な病気が原因の場合

 

みぞおちにしこりが出来て、
もっとも気になる病気はやはり
「がん」ではないでしょうか。

 

確かにがんの症状でみぞおちに
しこりが出来ることもあります。

 

例えば「胃がん」です。

 

日本人にとってもっとも多い
がんの一つですが、初期症状は
あまりありません。

 

次第に進行すると、
みぞおち付近の痛み、膨満感、
体重減少、吐血

 

などの症状が現れます。

 

初期に発見出来れば完治する
可能性の高いがんでもありますから、
定期的に検査を受けてほしい病気です。

 

気になる症状がみられる場合には
消化器科を受診しましょう。

スポンサーリンク

また、「大腸がん」でも
みぞおちにしこりが
出来る場合があります。

 

大腸といえば下腹部にある
イメージですが、盲腸、上行結腸、
横行結腸、下行結腸、S字結腸、

 

直腸などの様々な部位がお腹を
一周しているので、場所によっては

 

みぞおち付近に悪性腫瘍が
発生することもあります。

 

すると、みぞおち付近に
しこりを感じることもあるんです。

 

主な症状は貧血、残便感、血便

 

などです。

 

大腸がんも初期症状がほとんど無く、
人によっては腹痛や腹部の違和感を

 

感じる程度ですので、ついつい
見逃して進行してしまうことがあります。

 

しかし初期で発見できれば完治
できるがんですから、大腸がん検診も
積極的に受けることが望ましいです。

 

少しでも気になる症状があれば、
消化器科を受診しましょう。

 

そして、もっともみぞおちに
しこりが出来るイメージがあるのが、
「肝がん」ではないでしょうか。

 

しかし実際はほとんどの場合、
いきなり肝がんになって
しこりが出来ることはありません。

 

まず、肝がんになる前に肝炎や
肝硬変といった病気になっている
場合がほとんどです。

 

したがって、肝炎や肝硬変の
患者ではない場合はしこりを
見つけても他の病気の可能性が高いです。

 

しかし肝がんでもみぞおちに
しこりが出来るのは事実ですから、
黄疸や腹部の圧迫感、全身倦怠感

 

などがある場合には
消化器科を受診してください。

 

ほとんどの場合、みぞおちのしこりは
剣状突起などの心配ない症状が

 

引き起こしていますが、
まれに病気が原因のこともありますので、

 

しこり以外に気になる症状はないか
しっかり経過観察してくださいね。

スポンサーリンク