みぞおちのしこりが肝臓がんの時とは?

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ここでは、「みぞおちのしこりが肝臓がんの時」
についてお話します。

 

ある日ふとみぞおち付近に
しこりのようなものを発見したら、

 

「もしかして、何かの病気…?」

 

と心配で居ても立っても
居られない気持ちになりますよね。

 

特に「しこり」というとどうしても
「がん」を連想してしまい、
不安になってしまいます。

 

みぞおち付近にしこりができる
がんとして考えられるのは
「肝臓がん」です。

 

肝臓がんは日本人男性にとって、
胃がん、肺がんに次いで第3位の

 

亡くなる原因になっているほど
患者数の多い病気です。

 

ここでは、そんな肝臓がんについて
詳しく解説したいと思います。

 

肝臓がんとは?

 

肝臓は身体の中で最大の臓器で、
800〜1200グラムほどになります。

 

そのように大きい臓器ですから、
様々な種類の悪性腫瘍が発生する

 

可能性があり、特に肝細胞がんと
単肝細胞がんは全体の
約95%を占めます。

 

ですから一般的に肝臓がんといえば、
肝細胞がんのことを指し示し、
「肝がん」と表記されます。

 

原因と症状について

 

肝がんになる原因は
いくつかありますが、

 

日本においてはほとんどが
肝炎ウイルスによる感染です。

 

特にB型とC型の二種類になります。

 

肝炎ウイルスに感染すると、
正常な細胞が突然変異を
起こしてがん化してしまいます。

 

したがって、通常肝がんが
発症する前に肝炎などの
病気になることがほとんどですので、

 

肝炎の症状である全身倦怠感、黄疸、
食欲不振、尿が濃くなる、
などに注意が必要です。

 

また、肝炎ウイルスの感染は
血液検査で簡単にわかりますので

 

普段から意識して
検査することをオススメします。

 

肝がんになる前に、
肝炎の段階で早期発見、
治療することが重要です。

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もしも肝がんが発症したら、
肝がんとしての症状は

 

無自覚なことが多く、
どちらかと言えば肝炎や
肝硬変などの症状が目立ちます。

 

食欲不振、全身倦怠感、便秘、下痢、
黄疸、腹痛、吐血、下血、貧血

 

などです。

 

このような肝炎や肝硬変の症状が
気になって受診したら、

 

肝がんが発見される
というケースが増えています。

 

肝がん特有の症状としては
みぞおち付近のしこりです。

 

特に肝臓の左半分に肝がんが
発生した場合にしこりを
感じることがあります。

 

検査と診断、治療方法について

 

主な検査方法は、CT検査や
超音波検査、腹部血管造影検査

 

などの画像診断、血液検査、
肝生検などがあります。

 

以下は主な治療法を紹介します。

 

「肝切除」

 

がんのある部分を切り取る外科療法です。

 

「肝動脈塞栓術」

 

がんに酸素を運び込んでいる血管を塞ぎ、
意図的にがんへの酸素供給を
ストップさせて死滅させる方法です。

 

「経皮的エタノール注入療法」

 

エタノールをがんの部分に注入して、
アルコールの化学作用により
がんを死滅させる方法です。

 

「マイクロ波凝固療法」

 

がんにマイクロ波を照射し、
熱でがん細胞を死滅させる方法です。

 

「ラジオ波焼灼療法」

 

導電体に電流を流し、
摩擦により熱が生じる

 

導電熱によってがん細胞を
死滅させる方法です。

 

肝臓は沈黙の臓器ですから、
気付いたら手遅れになっている
ことも少なくありません。

 

しかし早い段階で発見できれば、
きちんと治療することができますので、
普段から定期的に検診を受けておきましょう。

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