みぞおちのしこりが動く時とは？
ここでは、「みぞおちのしこりが動く時」についてお話します。
みぞおちには、しこりが出来る事があります。
このしこりは、病気に
起因していることもあれば、
ただの瘤の場合もあるのです。
病気に起因したしこりの場合は、
重大な病気を患っている可能性があります。
しかし、素人の私たちでは、
みぞおちのしこりがどんな物なのかは分かりませんよね。
特にしこりが動く場合には、
余計不安が大きくなるのではないでしょうか？
そこで今回は、みぞおちのしこりが動く原因を紹介します。
みぞおちの「しこり」
「みぞおち しこり 押すと痛い」でもお話したように、
みぞおちに出来るしこりの原因は、
・剣状突起
・腸の異常
・肝臓がん
・痩せている体型によるもの
・大動脈瘤の腫れ
などが考えられます。
また、場合によっては胃がんなどの
消化器系のガンが疑われます。
みぞおちの動くしこり
みぞおちの辺りに動くしこりがあった場合、
「スキルス性胃がん」
が疑われます。
そのため、触診では、しこりの大きさ、
胃のしこりが動くかどうかを調べるのです。
このスキルス性胃がんは、普通の胃がんと違って
胃の表面の粘膜に異常が出にくいのが特徴です。
ほとんどが悪性で、Ｘ線検査や胃カメラなどで
検査をしても分かりづらい胃がんなのです。
気づいた時には進行していて、
末期の状態ということも少なくありません。
検査の結果が異常なくても、
もし胃に何らかの違和感を感じた場合は、
早めに受診をするようにしましょうね。
スキルス性胃がん
このスキルス性胃がんの特徴として、
・発見が難しい
・転移しやすい
・進行が早い
・再発しやすい
という、最も悪い性質を持っています。
スキルス性胃がんの初期症状としては、
・みぞおち辺りに鈍い痛みや違和感・不快感などの不調を感じる
・胸焼けや胃もたれ、吐き気がある
・口臭が臭い
・味覚異常
・下痢と便秘を繰り返す
・全身倦怠感がある
・食欲が無い
・貧血がある
・真っ黒なタール便が出る
・腹部にしこりがある
・顔や手などが黄色く、黄疸の症状がある
などが見られます。
中でもタール便や吐き気、吐血やしこり、
黄疸などの症状はスキルス性胃がんが
進行している状態です。
みぞおちのしこりが、
触って動く場合にはスキルス性胃がんが
進行している恐れがあります。
これらの初期症状は、食べすぎや
疲れからくる症状に似ているため放置しがちです。
みぞおちに少しでも異常があれば、
その小さな兆候を見逃さないようにしましょうね！
このように、みぞおちのしこりが
動く場合には注意が必要です。
みぞおちの小さな異変を見逃さないように、
もしおかしいと感じたら
すぐに受診するようにしましょうね。