みぞおちに痛みでげっぷが出る時とは?

スポンサーリンク

ここでは、「みぞおちに痛みでげっぷが出る時」についてお話します。

 

あなたは、

 

「みぞおちが痛いときにげっぷが出る…」

 

という症状を経験したことはありませんか?

 

日本では、胃腸の病気は特に多いといわれています。

 

それは、日本特有の漬物などの食べ物で、
塩分を摂りすぎてしまいがちだからです。

 

塩分を摂りすぎると、胃の壁に傷がつき、
胃痛の病気になりやすいのです。

 

みぞおちの辺りが痛くて、
げっぷが出るというのも症状も、
胃に原因があると考えられるのです。

 

そこで今回は、みぞおちが痛くて
げっぷが出る場合の原因と対処法を紹介します。

 

みぞおちが痛い原因

 

みぞおちが痛むときの原因は、

 

・暴飲暴食
・刺激強いものを食べた時(にんにくやトウガラシなど)
・自律神経の乱れ

 

などが考えられます。

 

中でも自律神経の乱れは、
気温の温度差やストレスなどが
原因で起こることがあります。

 

みぞおちが痛いときに考えられる病気

 

みぞおちがキリキリと痛む場合は、
上記の原因以外にも病気の可能性があることがあります。

 

考えられる病気としては、

 

・過敏性腸症候群

 

…キリキリとした痛みを伴い、
下痢や便秘の症状が続く病気です。

 

原因はストレスなどの心理的要因とされていて、
検査をしても異常が見られないことが多いです。

 

これは腸の病気で、
日本人の発症率は約10%と、
あまり知られていない病気です。

 

便通によって、便秘型、
下痢型、交互型の3種類があります。

 

特に薬や治療法がなく、
生活習慣の改善という対処法になります。

 

・急性胃炎

 

…上腹部のみぞおち付近がキリキリ痛む場合は、
一番可能性の高い病気となります。

 

何らかの原因で胃粘膜が荒れて
炎症を起こしている状態です。

 

胃の痛みのほかにも、吐き気や嘔吐、
食欲がわかないなどの症状がみられます。

 

症状は突然起こって、
一過性なのが特徴です。

 

安静にしておけば数日でよくなる病気です。

 

原因としては、身体的・精神的ストレスや
過度の喫煙・アルコール摂取、
ウイルスなどによって起こります。

 

・慢性胃炎

 

…慢性胃炎も、急性胃炎と同じように
胃粘膜の炎症が痛みを起こします。

 

急性胃炎とちがって、痛みが
慢性的に生じて完全に治ることがありません。

 

上腹部の不快や腹部が膨らんでいる感覚、
食欲がわかないなどの症状もみられます。

 

原因は、「ピロリ菌」の感染です。

 

根本的な治療法はありませんが、
痛みの程度によっては薬を処方されることがあります。

 

・胃潰瘍

 

…胃粘膜に炎症がおき、粘膜がえぐられるように
傷ついたものを「胃潰瘍」と呼びます。

 

胃炎が重症となったと考えてよいでしょう。

 

原因は「ピロリ菌」や
非ステロイド性の消炎鎮痛剤「エヌセッド」の
副作用によるこものがあります。

 

胃の痛みのほかにも、吐血や胸焼け、
嘔吐などの症状がみられます。

 

症状は長く続き、治るまで2〜3ヶ月かかります。

 

・胃がん

 

…可能性は低いですが、胃がんの可能性もあります。

 

進行がんになると、下血や
吐血などの消化管からの出血がみられます。

 

また、上腹部にでこぼこした
腫瘤ができることもあります。

スポンサーリンク

初期症状が分かりにくいので、
早期発見することは稀です。

 

げっぷがでる原因

 

げっぷは、胃の中に溜まった空気が
食道から外に出てくる時におきる生理的現象です。

 

飲料の中に期待が解けこんだ、
炭酸飲料を飲んだときも、げっぷがでます。

 

また、乳児はミルクを飲んだ後に
げっぷをしますが、これはミルクと一緒に
空気をそのまま飲んでしまっているためです。

 

飲み込んだ空気をそのままにしておくと、
ミルクを吐いてしまうためげっぷで空気を出すのです。

 

食後にげっぷが出る場合には、
逆流性食道炎の可能性があります。

 

食道に胃液が逆流することで食道に炎症を起こし、
吐き気や嘔吐などの症状があらわれます。

 

この病気は、欧米化した食習慣や
ストレスが原因で起こります。

 

もし1週間ほど続くようであれば、
すぐに医師に相談しましょう。

 

重度の逆流性食道炎であると、
治療に数ヶ月〜数年かかるといわれています。

 

みぞおちが痛くてげっぷがでる病気

 

「胃幽門狭窄症」という病気で、
胃の出口が狭くなるために、

 

胃の内容物がなかなか腸に送られず
胃に負担がかかってしまう病気です。

 

症状としては、みぞおちの部分に
不快感を感じ、げっぷが多くでます。

 

ひどくなったり、食べる速度が
速かったり量が多かったりすると、
嘔吐をしてしまうことがあります。

 

しかし、一回胃の中のものを
吐いてしまえば楽になります。

 

原因は、胃の運動障害や炎症、
腫瘍などによって幽門が狭くなってしまうことです。

 

治療は内科・消化器内科などで受けられ、
保存的療法という症状を抑えながら

 

自己回復能力で回復するのを待つ
方法をとることが多いです。

 

ただし、検査によって腫瘍が
見つかった場合などは、
手術になることもあります。

 

対処法

 

胃が痛いときには、
まずは自分で対処しようと考えますよね。

 

効果的な対処法としては、

 

・胃を冷やさない

 

…内臓は、その働きを最大限に発揮するのに
37〜38度が理想的とされています。

 

胃が冷えると、血液が運ばれにくくなったり、
基礎代謝が下がったり、下痢になったり

 

風邪を引きやすくなったりと、
多くのデメリットがあります。

 

そのため、胃を冷やさないようにする必要があります。

 

冷たい飲み物や食べ物を避け、
ぬるま湯や白湯を飲むようにしましょう。

 

・消化に良い食べ物を食べる

 

…痛い時は胃が弱っています。

 

コーヒーや脂っこい食べ物などは、
胃に負担をかけてしまいます。

 

下痢や炎症の原因となるので、
消化の悪い物は避けるようにしましょう。

 

「おかゆ」や「うどん」など、
消化の良い食べ物を食べるようにしましょうね。

 

・市販の胃薬を服用する

 

…市販の胃薬を服用することも有効です。

 

有名な胃薬としては、
「ビオフェルミン」がおススメです。

 

・医師の診察を受ける

 

…なかなか自分で対策をしても改善されない場合や、
今まで経験したことのないような強い痛みの場合は、
医師の診察を受けましょう。

 

胃がんは初期症状が分かりにくいですが、
もしかしたら胃潰瘍などの
病気がみつかるかもしれません。

 

このように、みぞおちが痛くて
げっぷが出る場合は様々な原因があり、
もしかしたら病気が潜んでいるかもしれません。

 

病院をすぐ受診することは
なかなか難しいかもしれませんが、
続く場合は必ず医師に相談をしましょうね。

スポンサーリンク