みぞおちに鈍痛で背中の痛みの時とは?

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ここでは、「みぞおちに鈍痛で背中の痛みの時」についてお話します。

 

みぞおちは、お腹の中央上部、
左右の肋骨の間の辺りの部位です。

 

格闘技で技があるほど、
このみぞおちは外からの衝撃で
強い痛みを感じる場所なのです。

 

しかし、殴られたわけでもないのに、
このみぞおちが痛むこともあります。

 

そんな時は、

 

「もしかしたら病気なのでは?」

 

と不安になりますよね。

 

特に、みぞおちに鈍痛を感じ、
背中まで痛みがある場合は、

 

どんな病気なのかと
考えてしまうのではないでしょうか。

 

そこで今回は、みぞおちに鈍痛を感じ、
背中の痛みも伴う場合に考えられる
原因と治療法を紹介します。

 

胆石症

 

体内に胆石が出来た場合、みぞおちや
背中にわたる痛みを感じることがあり、
これを胆石症と呼びます。

 

代表的な症状としては

 

・右の肋骨やみぞおちの痛み
・発熱

 

・黄疸
・黄疸

 

などがあげられます。

 

みぞおちや肋骨から背中に渡って
痛みを感じるのですが、
痛み方は人それぞれです。

 

キリキリと痛む人もいれば、
鈍痛だったり、張ったような
感じだったりします。

 

また、背中や右肩に痛みが出ることもあります。

 

しかし、胆石があるからといって
必ず症状が出ると言う訳ではないようです。

 

無症状であることもしばしばで、
健康診断で偶然見つかるケースも少なくありません。

 

胆石の原因

 

胆石とは、肝臓や胆のう、
胆管にできる結石のことです。

 

肝臓に出来る結石を「肝内結石」、
胆のうに出来る結石のことを「胆のう結石」、
短観に出来る結石のことを「胆管結石」と言います。

 

日本人は、胆のう結石が8割弱と、
大半を占めています。

 

そのため一般的に「胆石」といえば
「胆のう結石」を指すことが多いようです。

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胆石が出来る原因は、いくつかの種類があります。

 

中でも一番多い原因としては、

 

「コレステロール結石」

 

と呼ばれる物です。

 

コレステロールは水に溶けないため、
一部を胆汁に溶け込ませて肝臓から排出します。

 

この胆汁の中のコレステロールと
胆汁酸のバランスが崩れると、

 

コレステロールが結晶化して
胆石のもととなってしまうのです。

 

予防としては、コレステロールが多い
食事を控えるようにすることが効果的です。

 

その他の原因としては、
大腸菌感染や溶血性の貧血・肝硬変
などが挙げられます。

 

それぞれの原因によって、
できる石の形も色も様々です。

 

胆石の治療法

 

治療法には、

 

・胆石溶解療法
・体外衝撃波

 

・開腹手術
・腹腔鏡手術

 

などがあり、胆石の大きさや数、
自覚症状によって治療法が決められます。

 

痛みを感じる場合には、
手術をしたほうが良いケースが多いです。

 

もし手術を避けたい場合は、
胆石溶解療法が行われますが、

 

これは必ず全員に効果あるわけではなく、
再発の可能性も高いものなので
あまりおススメできません。

 

体外衝撃波は、臓器に傷をつけることなく
胆石だけを粉々に砕くという、
新しい治療法です。

 

粉々になった胆石は、
尿と一緒に排出されるのです。

 

しかしこの療法は、実施できる
医療機関が限られているので、
病院で確認が必要となります。

 

このように、みぞおちに鈍痛を感じ、
背中も痛む場合には「胆石症」が疑われるのです。

 

必ず病院に行って、
治療を受けるようにしましょうね。

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