みぞおちに圧迫感で息苦しい時とは?
ここでは、「みぞおちに圧迫感で息苦しい時」についてお話します。
みぞおちは、お腹の上部、肋骨の下辺りから
へその上辺りの部分で、胃のある位置に当たります。
このみぞおちは、様々な
病気のサインを出す部分でもあります。
みぞおちに圧迫感を感じて苦しい場合は、
「何か重大な病気なのでは?」
と不安になりますよね。
そこで今回は、みぞおちの
圧迫感と息苦しい原因を紹介します。
疑われる病気1.胃潰瘍
「みぞおち 違和感 息苦しい」でもお話したように、
みぞおちに違和感がある場合はまず、
胃の病気を疑います。
また、心臓病の可能性もあるので注意が必要です。
《胃潰瘍》
胃酸によって胃壁がダメージをうけるために、
違和感や痛みを感じるようになります。
原因としては、ストレスや
薬の副作用が考えられます。
また、ピロリ菌が胃内部に存在していると
発生しやすくなることが分かっています。
治療は、内科・消火器内科などで受け、
通常は薬の内服によって治ります。
疑われる病気2.機能性ディスペプシア
比較的新しい概念の病気で、
はっきりとした原因・病変が無い胃の異常の総称です。
症状は様々ですが、みぞおち周辺の不快感、
膨満間、圧迫感、痛みなどがあります。
原因と考えられているのは、胃の運動機能の低下、
ピロリ菌、ストレス、胃下垂などです。
治療は、内科・消火器内科などで受けられ、
薬の内服によって様子を見ます。
疑われる病気3.心筋梗塞
心臓を動かす筋肉の血管が
詰まってしまう病気で、非常に危険な病気です。
心臓の辺りの痛みだけでなく、
その周辺部、みぞおちにも違和感や
痛みを生じることがあります。
放置しては大変危険なので、
すぐに循環器内科や内科などを受診しましょう。
疑われる病気4.狭心症
心臓を動かす筋肉に充分な
血液がいかないために心臓の動きが悪くなり、
心臓が締め付けられたように痛むことの多い病気です。
原因としては、動脈硬化が考えられます。
この動脈硬化は、高脂血症、糖尿病、
高血圧症などによって引き起こされます。
そのため狭心症は、単発で発症するよりも
基礎疾患から進行して発症することの多い病気です。
受診は内科や循環器内科が良いですが、
毎年心電図検査をすることが大切です。
このように、みぞおちに圧迫感を感じて
息苦しい場合には、様々な病気が考えられます。
また、胃の病気はストレスが原因で
発症しやすい病気でもあります。
身体も心も、きちんと休養をするようにしましょうね。
もし心臓病が疑われる場合には、
放置をせずに早急に受診することも大切ですよ!