みぞおちに違和感と吐き気がする時とは？
ここでは、「みぞおちに違和感と吐き気がする時」
についてお話します。
ふとした瞬間、みぞおちに違和感を
感じたことはありませんか？
そして、みぞおちの違和感に
伴って吐き気を感じた
ことはありませんか？
「もしかして…何かの病気…？」
と心配に感じているかもしれませんね。
実はみぞおちの違和感や吐き気
といった症状は、疲労や精神的な
ものからくる場合と、
何らかの病気のサイン
である場合があります。
特にみぞおち付近には、
様々な臓器がありますから
見逃してはいけない
兆候かもしれないんです。
みぞおちの違和感とそれに
伴う吐き気について、
可能性のある原因と
対処法をまとめてみました。
潰瘍ができている可能性
胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった
潰瘍ができていると、
みぞおちに違和感を感じたり
吐き気をもよおすことがあります。
潰瘍とは胃や十二指腸の表面が
何らかの原因によって炎症を起こし、
ただれているような状態をいいます。
みぞおちの違和感や吐き気といった
症状の他に、みぞおちの痛みや
タール便が出ることもあります。
タール便とは、胃や十二指腸からの
出血が混ざった黒い便のことです。
十二指腸潰瘍は空腹時に、
胃潰瘍は食事中か食後にみぞおちの
違和感や痛みを感じることが多いです。
もしも胃潰瘍や十二指腸潰瘍の
疑いがある場合には消化器科を
受診することをオススメします。
虫垂炎や膵炎の疑い
「虫垂炎」
虫垂炎とは虫垂に炎症が起こる病気です。
虫垂とは盲腸の先にある突起物状の臓器で、
リンパが多く集まることから
免疫に関わる役割を担っています。
一般的に盲腸と呼ばれている病気ですが、
これは昔虫垂炎の発見が難しかった頃に
盲腸にまで炎症が広がっていたためです。
主な症状は、みぞおち付近の違和感、
腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、
発熱などがあります。
治療方法は病気の進行具合によって、
抗生物質を用いた薬物療法や
手術などになります。
放置すると腹膜炎や敗血症などを起こし、
命に関わりますので
早めの受診が必要です。
「膵炎」
膵臓はお腹の中心辺りの胃の
近くにある臓器で、ホルモンや
消化吸収を助ける膵液を
分泌する役割を担っています。
膵炎は、その膵液が過剰分泌されて
膵臓が炎症を起こしてしまった
状態をいいます。
主な症状は、みぞおち付近の
違和感や痛み、吐き気、嘔吐、
食欲不振、発熱などがあります。
特に痛みに関しては個人差があり、
みぞおちの違和感程度の人から
激痛がある人まで様々です。
中には無症状の人もいるほどです。
気になる症状が続く場合は
消化器科を受診しましょう。
吐き気を伴うみぞおちの違和感は、
すぐにおさまるようでしたら
心配のない場合が多いですが
ときに命に関わるような病気が
隠れている場合もあります。
決して放置しないで
きちんと病院へ行きましょう。